いよいよ11月がやってきます。
11月を迎える今の心境は少しばかり複雑…。走馬灯のようにあの日を思い出しては胸が苦しくなります。
この一年、主人の突然の死を認めたくはないけど、あの一年前の11月23日の訃報からすぐに見送ってあげなきゃならない現実が次々にやってきました。
人が亡くなるとすぐに通夜や葬儀をしなければならない・・・いや、しなくてもよかったのかもしれませんが、どうすればいいのかなんて考える余裕すらなかったのが正直なところ。
家族だけで見送って、しばらくしてから「お別れの会」をする方法もあったことに気付いた時には時すでに遅し。
その後、参列のお礼状を出したりお香典のお返しをしたり多忙な時間が続きましたが、夜一人になると涙がとめどもなく溢れて、辛く悲しい日々でした。
そんなある日、ふとある思いが私を突き動かしたのです。
「あの人の見送り方は、ミュージシャンとして会社の代表者として、現役世代で亡くなってしまった人の前例として私ができる最大の努力をしよう!」・・と。
有能なデザイナーでもあった彼にセンスの無いデザインは似合わないと思う一心で、メモリアルBOOK、オリジナルのBOX、残したメッセージを印字したリボン、追悼DVD、お返しの品、カードなど沢山のデザインに拘ったメモリアルGOODSを作りました。
追悼コンサート、散骨式、そして来月迎える一周忌に向けてのプランや演出など「ここまでしなくても…」と、皆さんが思っているということは重々わかった上で(笑)わたくしなりに取り組んでいるのです。
これまで、将来私自分が後悔しないように、主人の見送り方には精一杯持てるエネルギーを注いできました。
この方法が、私にできる主人への最善の供養の形だったからに他ならないからです。
十分、彼らしく私らしく送ってあげられたという思いで、今はなんだかやり遂げた気持ちです。これからの人生は、何がどうなってゆくのかはわかりませんが、主人の見送り方に後悔はありません。彼も喜んでくれているでしょう…なんて独りよがりなことは思っていません、私自身(遺族)が納得できたかどうか?そこがとても大切なことだと思います。主人は私の心の中で、子どもたちの心の中でこれからも永遠に生き続けてゆくのですから。
家族が笑顔で過ごせる時間が少しづつ増えてきました。ありがたいことです。
沢山の人たちとの出逢いが続いています。ありがたいことです。
一周忌は私にとって、大切な節目の日であることは間違いありません。大好きだったビートルズをモチーフにした法要の日の準備に精を出しています。そんな私の主人への一連の追悼のエネルギーは、この一周忌でひと段落します。
一年前のあの日と同じように、秋の空は高く遠く澄みきっていて、何かを語っているように感じます。
感謝