隣席のご一行様
今日から名古屋。午後の新幹線で名古屋入り。新幹線で博多駅を出発し、途中岡山より隣の席とその向こう側の二席に合計3名の男性が乗ってこられた。
隣の男性は年の頃30代。向こう側のお二方は上司と思われる40代と50代(多分)3人ともスーツ姿で、座るやいなや缶ビールを開けて「いやあ、お疲れさん!」と景気よく乾杯と相成られ、その後も缶ビールは二缶、三缶と空いていく。たちまちそこらあたりがアルコールの匂いで充満。。。(汗)
「よお、○○、おまえの最後の押し、ありゃあ良かったよ。」
「いやそれほどでも・・」
「謙遜すんな、あの一言でよ、相手の気持ちが動いたってもんよ」
「いやあそう言ってもらえりゃ俺も嬉しいっす」
「明日もこの調子で行くぞ~」
よほど商談がうまく行ったと想像できるような話の内容に、このご一行の「売り物」はなんだろう?と興味が出た。それからというもの聞くとはなしに・・・と思ったものの、あまりの大声で談笑するお話が列車内に響き渡るもんだから、隣の席の私には当然がんがん耳に入ってくる(笑)
「おい、○○、明日は予算いくらだって?」
「20億です」・・・に・にじゅうおく???そんな大きな商談をこのお三方はまとめようとしているの?
「よ~し、今日のこのツキのまま明日も行くぞ~」
「えい・えい・お~」と、腕を突き上げもの凄いパワフルなおじ様方に圧倒されっぱなし(汗)
一体20億もする代物って何?自家用ジェット?それとも大きな建築?それとも大型総合病院への医療機器全部?いやいや、そんな雰囲気ではなかった(失礼)
もしかしたら不動産関係かな?
専務と呼ばれるその中のお一人の年長者は、上機嫌でかなり酔いが回られて、もうあたり構わず声はヒートアップし、「アッハッハッハ!!!」と豪快な笑いと共に。
「おい○○明日のお相手さんはどんな人だ?」
「はい、専務。リーゼントタイプです」
「リーゼントって何だ?」
「あの・・髪をこう、(と手振りで)横はぴっちりまとめて前髪をかっこつけたような・・・専務は苦手かもしれないっすねえ」
「そりゃ髪型のことだろ?中身はどうだ?」
「髪は矢沢栄吉。中身は演歌って感じっす」
「おお、矢沢か・・俺、嫌いじゃないぞ。よし矢沢栄吉だな。任せとけ!」
もう可笑しくて可笑しくて笑いを堪えるのに必死の私。
始終ご機嫌のそのご一行様は、めでたく私と同じ「名古屋駅」でお降りになり、明日の矢沢栄吉さんへの商談へと英気を養うために街に繰り出して行かれたのでした(笑)やれやれ。




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