不思議なご縁
今日会社にかかってきた一本の電話。
クライアントからでもなく、取引業者さんからでもなく、身知らずの男性。
私に取り次がれる電話は、外部からの営業的なものは大抵社員のところでブロックされるのだが、この方の場合は事情が違った。
2月20日に息子さんをバイク事故で亡くされたというお父様からだった。
息子さんはまだ20歳。なんという悲しいことだろうか。
やっと一ヶ月経ち、深い悲しみの中にいらして、あることを思い付かれ弊社にお電話を下さった。
息子さんの死に直面した父親は、彼に贈る歌を作る決心をなさり、ご自分で作詞されたという。
「作詞はしたものの、曲が作れず、どこに頼めばいいやら解らず探しました。」
5月連休には、関東や各地から、彼の友人達が集まって来られるらしい。
その席で、年若くして逝った息子のために、追悼式をしたいとおっしゃる。
父親が作った歌詞に曲をつけ、皆さんで歌いたい。
私は、気持ちを大きく突き動かされた。お父様に、私も主人を亡くしたばかりであること。つい先週追悼コンサートを開いたばかりであること。お気持ちは痛いほどわかること。私に「曲を作って差し上げよ!」と、主人が言ってるように感じられること。等々一気にお話しした。
少しでも早くお目にかかりたいが、明日から滋賀県出張。戻りは金曜日の昼。
金曜日に博多駅から戻り次第、私の自宅に来ていただくこととした。
「お父様。お辛い中、よくぞ歌詞を書かれましたね。曲は私が喜んで書かせて頂きます。必ず追悼式に間に合わせますからね。」
思わずそうお約束した。
会社を創業して16年。これまでに、このようなお話しは一度もなかった。
何故に、絶妙のタイミングでこんなことが?
答えはすぐに出た。
主人は、きっとこのことを知っている。そしてお父様を私へと導いたのだ!と。
完成した曲はCDにしましょう。息子さんの写真をジャケットにして。
不思議なご縁。
そして私の役割がぼんやりと見えた一日でした。









































