音楽の不思議
今日は、お寺の本堂のために制作した音楽納品日。
美しい照明と、有機的な中にモダンなデザインで仕上がった改装後の某寺院の本堂には、8つの小型スピーカー、そして2つのウーハーを設置した。どんな風に再生されるのか?は現地で試してみなければわからない。場合によってはイコライザー(音場調整のための機材)が必要かもしれない。そう思いながらの納品。
少し緊張しながら早速再生・・・。それはまるで、ずっと前からこの空間に溶け込んでいたかのように本堂を包み込んでゆく。静かな中に大きな包容力があり、時に凛とした空気感とわびさびの表現もあり、我ながらよく完成させられたなあという気持ちで佇んだ。
ご住職はこの音楽に乗せて読経を始められた。お経には音程の変化があるもの、語りに近いもの、朗々と歌うようにあげるもの色々。その複数の種類のお経をあげてくださり、その融合を確認した。
絶妙のハーモニー感。ジャズで言えばテンションを含むコード感。不思議な音表現の中にいて感謝の気持ちが湧き出した。思わず手を合わせた。
「音楽と共にお経をあげた経験はありませんが、音楽の力に助けられてお経を気持ちよくあげられました。想像以上に素晴らしいものが出来ましたね。これは画期的な試みです。」そうおっしゃってくださり、「お経の世界を音楽で表現する」こと「俗世の垢を落とす音楽を」というリクエストに応えられたことに、心から喜びを感じられた週明け。
音楽の長さは18分。「18という数字は仏教の世界では一番意味のある数字です。」私の直観でもあったのだが、18分ものの音楽を2回繰り返した仕上がりで36分大作と相成った。
午後からは産婦人科ドクターからの依頼で制作中の「赤ちゃんを産んだママ達へのエールソングアルバム」の録音のためスタジオに入った。こちらは四季のイメージと子どもの成長をミックスしたピアノ小品と歌ものの組み合わせによる10曲入り。アルバム制作はこれからスタートです。
人は生を受けて、いつか必ず一人で死んでゆくもの。その両方のシーンを身近に経験し、音楽で表現する機会に恵まれたことも何かの縁。
音楽表現の場を与えてくださるクライアントの皆様、制作に力を貸してくださるすべての皆様、ご先祖さま、導いてくださる皆様、日々の私のサポートをしてくださる皆様、両親、子供たち、そして今の私を一番後押ししてくれているお浄土から見守ってくれている主人に…深く深く感謝する一日でした。
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コメント
てるちゃん
ご自宅からもそう遠くないお寺で聴けますよ。ご一緒してみますか?ご住職はまだお若いのですが、お寺の役割を幅広く考えて実行なさっている素晴らしい方です。
投稿: KAME | 2009年7月 1日 (水) 13:35
すごーい!!!
ホント、すごいですね!!
数字もそうだし、お経と音楽が融合するのを是非、体感したいです!
素晴らしいです!
投稿: てる | 2009年7月 1日 (水) 13:04